食育100レシピ

4.食卓を楽しむ実践③|今に意識を向ける

食卓を楽しみたいのに、つい目の前の現実についモヤモヤ、イライラしてしまう。そんな過去の私でも食卓での「イライラ・モヤモヤ」から一瞬で抜け出せた♪とっておきの方法をご紹介します!

はじめに


『イライラ・モヤモヤ…』その感情で自分が得することなんてないし、周りにだっていい影響は与えない、そんなことは分かっているけど、どうしても抜け出せない…😭
と、もしあなたが悩んでいるとしたらきっといいヒントが見つかるはずです✨

しかもこの方法は、自分のモヤモヤ解消だけでなく、お子さんの五感を刺激して食を楽しみながら脳を活性化し集中力もあげる効果もあるアプローチ法です。ちょっと不機嫌な状態のお子さんにも効果的ですよ♪

Keico

   毎週火曜と木曜に投稿中 
イライラの子育てで自己嫌悪だった私が親子で幸せになれた食育100レシピ
親子がしあわせになる食育のヒントが満載の食育レシピ4/100です
3つ目の実践の方法で、
Let’s Challenge♪

今ここに意識を戻す

さて、イライラ、モヤモヤはどこからやってくるでしょう?

そもそも「イライラ・モヤモヤちゃん」は、あなたの向けている視点から作られています。その視点で見たモノだったり、聞いたモノからキャッチした情報をもとに思考が広がり、モヤモヤ・イライラ。それが、この前もこうだった!など過去の出来事や未来への不安とピタッとリンクすると、さらにパワーアップ!!最強イライラ・モヤモヤちゃんがやってきます。そうなってからでは厄介なので、できれば小さいうちに手を打つのがベターなんです♡

例えば、「イライラ・モヤモヤちゃん」はこんな風にしてやってきます

食事中、目の前になかなか食が進まない子がいるとします


そんなあなたの目に映るのは、『食べてない』『こんなに残している』そして▶︎

☑︎忙しくて疲れてる中せっかく作ったのに・・・ 
 ➡︎意識が過去へ
☑︎『夕方におやつ食べすぎたから』・・・
 ➡︎意識が過去へ
☑︎ちゃんとしっかり食べて大きくなってほしいのに・・
 ➡︎意識が未来へ

そうすると・・・
こんなに残してなんで食べてくれないの?と、結果モヤモヤな感情であなたの心がいっぱいになってしまいます。

そんな時に、自分自身を斜め上からのぞき見る感じで自分自身とすこーし距離をとってみましょう。そこで、モヤモヤちゃんがやってきてる!と気付けたら、こっちのものです。
そんな時は一旦ふぅと深呼吸。(気付けた自分すごい!と心でガッツポーズ!)

そこで『〜だからできない』「〜なのにうまくいかない」のように理由や原因を考えるよりも、まずは、いま何に目を向けるかが重要になります。

具体的に何に目を向ければいいのか?
答えは簡単です!
『ない』ではなく『ある』へ。
まず『あるモノ』に視点を変えるために「ある・ないスイッチ」をカチッと切り替えましょう!


さっきの例で言うと、『なかなか食が進まない子』の「ない」に目が向いています。
どうすれば「ある」に切り替えられるのか? 食育レシピ3でもご紹介した、五感を使いましょう。

まずは自分の五感に意識を向けます。目に見えるもの、耳で聴くもの、肌で感じるもの、鼻で匂いをかぐもの、舌で感じるもの まさに五感という感覚を使ってインプット するものの質を意識して変えると、自動的に『ある』スイッチが入るので、とってもスムーズに今ここに「ある」モノに意識を戻すことができます。(方法は、参照*食育レシピ3/100

一旦スイッチを「ある」に切り替え、自分の感覚の中の「ある」に視点を向けると、不思議と心が落ち着いてくるのが分かると思います。そうすると、目の前の人の「ある」にも視点が向けやすくなります。例えば、こんな感じ。

目の前の子どもが
☑︎きちんと席に座っている
☑︎ごはんは半分は食べている
☑︎おかずも一口食べている

そして、次に「ない」に目を向けたとしても、イライラ・モヤモヤに支配されずにすみ、「どうすればいいかな?」と穏やかに考えていくことができるようになります。

つまりどこに目を向けるか、何を見るかを意識してコントロールすれば、感情や思考もうまくコントロールできるというわけなんです。

この方法は食卓だけに限らず全ての子育てのシーンで応用できますので、ぜひいろんなシーンで活用してみてくださいね☺︎

五感+αを刺激する魔法の声かけ

そして、次はお子さんへのアプローチです。

料理を作った側からすると、おいしいかどうか知りたい!との想いからつい、『おいしい?』と一括りにまとめて質問してしまいがちですが、これは、子どもたちが『おいしい』『おいしくない』『食べたい』『食べたくない』という結論だけに意識を向けさせてしまうんです。
(注意1*『おいしい?』と聞いちゃダメってことではないです)

せっかくなら、『おいしい?』の一歩手前に、こんな思考をプラスしてみてはいかがしょう

目の前のお子さんが【今、五感を使って食事を味わえているかな?】

それから、これからご紹介する声かけを投げかけてあげてみてください。
そうすると食卓がより充実してもっときっと楽しくなるはず☺︎
(注意2*離乳食期頃の赤ちゃんには、以下の声かけは不要なほど五感+αを本能的に満喫しています。とは言ってもお母さんの語りかけは赤ちゃんもうれしいので、質問ではなく、〜だね、おいしいね、食べるの楽しいねと時折語りかけてあげると◎です)

これは、子どもたちの『おいしい』『おいしくない』『食べたい』『食べたくない』という結論だけをにたどり着く前に、今目の前の食事の空間を楽しめているのかどうか?を意図的に質問しながら、五感+αで引き出していくお手伝いです。



■五感とは?
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚(感触・食感も含む)のこと

■生まれてくる感情とは?
=心の感覚のこと

ここでいう『心の感覚』に意識を向けるときの大事なポイントは、
それが、過去のモヤモヤや未来への不安からくる心の感覚ではなく
五感で感じる『今』を心でどう感じているかという感覚のこと

これら6つを合わせて 五感+α と、ここでは定義させていただきます

1️⃣.味覚    
▶︎どんな味がする?
2️⃣.触覚(食感)
▶︎ふわふわ?それともサクサクしてる?
3️⃣.聴覚    
▶︎噛んだ時どんな音がするかな?
4️⃣.視覚    
▶︎○○くんは何色から食べたい?
5️⃣.嗅覚    
▶︎どんな匂い?どんな香りがする?
+α.心の感覚
▶︎一緒にこうやってご飯を食べれられる今、どんな感じ?(どんな気持ち?)
▶︎こうやって味が分かるってお母さん嬉しいなぁと思うけど、◯○ちゃんはどう思う?

脳の成長には、五感+αを刺激することがとても重要ですし、脳の成長にも欠かせない子どもの好奇心を育てる一番の方法が、この『五感+αを刺激して、それを味わい楽しむこと』でもあります。

ふだん何気なく過ごしている食卓は、まさに五感+αをフル活用できる場でもあるので、その時間を活用しないのはもったいない!ですね。
五感+αを刺激する魔法の声かけを、普段使いしていつもの食卓に魔法をかけてみてくださいね。


次の食育レシピ5/100では、好き嫌いに悩むママへ、好き嫌いもまるごと楽しむレシピをお届けしますね🕊✨お楽しみに♪

とりわけレシピ4/100

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